保育園 ブランディング実績_1304

個性を何より大切にする保育園ゆめいろ・なないろ保育園／Branding

ゆめいろ・なないろ保育園

PROJECT

10年先も選ばれる保育園であるために。

2009年の保育事業立ち上げから園児も保育士も集まり、事業として堅調に成長してきた、ゆめいろ・なないろ保育園。一方、5年先、10年先を見据えたとき「ただ待っているだけではなく保護者から選ばれる保育園になる必要がある」という想いから、ブランディングのご相談をいただきました。まずは各園の園長先生とワークショップを行い、保育理念・保育方針・保育目標とコンセプト設計に着手。その後、ロゴマークやWebサイト、ステーショナリーなどのVI開発を行いました。

CLIENT INFORMATION

ゆめいろ・なないろ保育園

神奈川県海老名市を中心に人材派遣事業や保育事業を展開する株式会社ステーション。保育事業においては、海老名市、茅ヶ崎市、大和市にて6園を運営されています。子どもたちの自律性や協調性を重視した保育方針で、通常保育のほかに一時保育や保護者のニーズに合わせた保育を行っています。

Philosophy/Policy/Vision

「らしさ」を端的な言葉で表現する。
保育園の保育理念・保育方針・保育目標は、企業のビジョン・ミッション・バリューなどのCIに該当するものです。これらの言葉には園が大事にしている考え方が密接に関わるため、まずは各園の園長先生とワークショップを行い、自分たちの強みや「らしさ」の整理を行いました。そこで挙がった「子どもたち一人ひとりに寄り添う姿勢」や「個性を重視する保育」といった強み・キーワードをもとに保育理念・保育方針・保育目標を開発しました。

Brand Concept

子どもを育てることの楽しさを伝える。
子どもの向き合い方だけでなく、保護者との意思疎通を大切にしていることや、保護者と協力して子どもを育てていきたいという園の姿勢が、ゆめいろ・なないろ保育園の特徴の一つだと感じました。そこで、子どもの成長を願う気持ちだけでなく、子育てを楽しもうというメッセージをコンセプトの軸にしました。一人ひとりの子どもが自分の色（個性）を伸ばしてほしいという想いと、その過程を保護者と共に楽しみたいという想いを込めています。

Communication Message

保護者の気持ちに寄り添う。
子どもとの接し方や向き合い方などを保育園が語る場合、つい理想論になってしまいがちですが、実際は楽しいことばかりではなく、大変なことが多いものです。「親がストレスに感じてしまうような場面でも、保育士はそれを楽しみ、上手に子どもと向き合う術を知っている」。ワークショップで挙がったそんな意見が、このメッセージの出発点でした。もともとはブランドコンセプトの別案として提案したものでしたが、子育てに悩む保護者の気持ちに寄り添うためのメッセージとして採用いただきました。

Logo

一人ひとりの個性を大切にする。
ロゴマーク開発では、園名にある「いろ（個性）」や「多様性」「寄り添う」「のびのび」など、ゆめいろ・なないろ保育園らしさを表すキーワード探しからスタートしました。採用いただいたロゴは、子どもたちの個性を10粒の「種」で表現したもの。カラーや形状の異なる個性ある種が輪となり、ふれあいながら育っていく様を、子どもたち成長に比喩表現したデザインです。子どもたち一人ひとりに寄り添う園の姿勢を表現するために、カラーリングもやさしい色合いにしています。

Shooting Direction

ありのままの姿を切り撮る
保育園の1日に密着し、子どもたちのありのままの姿を撮り下ろしました。園での1日を全力で楽しむ子どもたち一人ひとりの元気でかわいらしい姿がしっかりと伝わるよう、食事や友達との遊びなど、様々なシーンを想定して撮影に臨みました。

Website

子どもたちの小さな成長を伝える
大きなイベントのない日常の1日でも、子どもたちは少しずつ成長していきます。だからこそファーストビューでは、「食べる・走る・思いやる・挑む・考える」という日常の5つのシーンにフォーカスしたスライダーを用いて、子どもたちの日々の成長を表現しました。手書き風のイラストやマウスオーバー時の動きなど、保育園ならではのかわいらしさや遊び心もデザインをする上で大切にしています。

Leaflet

保護者の気持ちに寄り添う入園案内
最初の見開きで、子どもたちが自然の中でのびのびと遊んでいるイメージカットを背景に、園のコンセプトを紹介しています。中面は保育方針や保育理念、保育目標とともに、1日の流れを知ることができる構成に。保育園選びをしている保護者に園の考え方を端的に伝え、入園後の1日をイメージできるような入園案内を目指しました。