情報と情緒を、デザインする。新卒を獲得する採用案内パンフレット
新卒を獲得する採用案内パンフレット
採用活動に多大な影響を及ぼす採用案内パンフレット
少子高齢化の日本において、近年、働き手の減少が顕著に現れており、多くの求職者が自身の理想とする企業を選定できる状況にあり、企業は応募者を選ぶ前に、求職者から選ばれなくてはならない時代を迎えています。そうした「売り手市場」において企業は、いかにして求職者にアプローチし、自社への興味を誘引できるか、確かな戦略のもと計画的に実行する必要があり、採用戦略の優劣が新卒採用の成否に多大な影響を与えます。なかでも採用案内パンフレットは、採用イベントや会社説明会において、求職者に密なアプローチが可能な媒体であり、その活用の如何により採用選考の母集団となる会社説明会のエントリー数に多大な影響を及ぼします。
採用案内パンフレット作成に「着手する前に考える」こと
機能する採用案内パンフレットづくりのためにすべきこと
では、採用案内パンフレットはどのように作成するべきでしょうか。大切なのは、採用案内パンフレットの仕様や構成を検討する前に、完成した採用案内パンフレットを、いつ、どこで、誰に(どのようなペルソナを持つ方に)、何を、どのようにして伝えるべきか、などを予め定義することにあります。決して採用案内パンフレットを作成することが目的にならないよう、「機能する採用案内パンフレットの完成」を目指し、実制作に着手する前の情報整理を綿密に検討頂くことを強く推奨しています。
採用案内パンフレットを「どのようなシーンで活用する」のか
採用イベントや就職活動を控えた大学生が集まる就職説明会など、多くの求職者や募集企業が一堂に集まる場で採用案内パンフレットを配布するケースでは、他社との差別化が不可欠であり、求職者の興味を誘引し、関心を高める、直感的かつ魅力的な採用案内パンフレットが必要です。細かな説明は最小限に、斜め読みしても自社の魅力が伝わるような企画・デザインを目標に、インパクトあるキャッチコピーや、情緒が伝わる写真で構成することが大切です。 自社社屋や特設会場で行う会社説明会など、選考フローの初期段階で採用案内パンフレットを配布するケースでは、自社の理解を深めると共に求職者の心に響く魅力的な採用案内パンフレットが必要です。そのためには、インパクトあるメッセージや写真はもちろんのこと、自社の魅力が詳細まで誤解なく伝わる説明文や図解などを交えた企画・デザインが不可欠です。大切なのは、求職者に期待され、共感へとつながる採用パンフレットであること。伝えたいこと、伝わったことがイコールとなる採用案内パンフレットを目指します。
採用案内パンフレットで「誰に伝えたい」のか
求職者と一言で言っても、中途や新卒、理系・文系・体育会系など、そのペルソナは様々です。誰に伝えたいのかは、どのような人材を求めているのかとイコールであり、求職者のキャリアやスキル、思考回路や特性など、企業のありたい姿や今後のビジョン、現状の課題などを照らし合わせ、求める人材像を明確化することが大切です。また、誰に伝えたいのかは、どのように伝えるかの表現にも直結し、採用パンフレットの企画・デザインに多大な影響を及ぼすことから、企業側が求める人材像の明確な意思表示が不可欠なのです。
採用案内パンフレットで「何を伝えたい」のか
たくさんの魅力も、並列に伝えてしまっては本当の魅力が伝わりません。また、多くある魅力の一つひとつが主張しすぎてしまっても、「どんな魅力のある企業なのか」の要点が定まらず、記憶に強く残すことができません。 だからこそ策定しなければならないのが、採用ツール具現化に向けた制作コンセプトです。「一番に伝えたいこと、本当に知ってほしいこと」が何であるのかを定め、策定されたコンセプトに即して、多くの魅力をブレなく伝えることではじめて、求職者の記憶に強く残る、魅力的なアプローチが可能となるのです。
採用案内パンフレットで「どのように伝えるべき」なのか
はじめての就職となる新卒学生は、将来なりたい自分像や、手がけたい仕事など、キャリア形成を中心に自身の就職先を検討する傾向が強く、待遇や福利厚生だけでなく、「やりがい」や「社会的意義」など、モチベーションを喚起する情報訴求が重要な役割を担います。一方、中途採用では、現状では満たすことのできない何かを求め、次なるステージへと転職を図ることから、具体的な業務内容や待遇など、条件提示が不可欠となります。 また、理系、文系、体育会系など、個々のパーソナルにより興味を抱く領域も異なることから、求める人材像に合わせ、メッセージの強弱や色合など、デザインのトーン&マナーの最適化を図る必要があります。 いずれにせよ大切なのは、全てをポジティブに捉え、誤解なく伝えることに他なりません。伝えたいことと、伝わったこと。それらがイコールとなるような企画・デザインを目指していきます。
採用案内パンフレットの役割
採用案内パンフレットが活用される5つの要因
近年、多くの企業で採用案内パンフレットが活用されるようになった主な理由には、「①募集媒体だけでは伝えきれない自社の魅力を、企業側から能動的にアプローチできる」「②他社との差別化」「③ご両親など、関係者にもアプローチしやすい」「④イベントでの配布に適している」「⑤説明会の資料として漏れなく共有できる」などがありますが、自社の仕事の魅力を伝える採用案内ツールには、求人媒体をはじめ、採用案内パンフレット、採用案内Webサイト、採用案内動画など、数多くの方法があげられます。 それらの採用案内ツールそれぞれに役割を持たせ、採用案内パンフレットはパンフレットならではの訴求方法で、採用案内WebサイトはWebならではの表現で、採用案内動画は映像だからこそ伝わるメッセージを含ませ、それぞれ機能するよう企画制作することが肝要です。また、全ての採用ツールにストーリー性を持たせ、一貫性あるメッセージをブレなく伝えていくことも大切です。
「選ばれるためのツール」採用案内パンフレット
選ばれる要因を見つけ、言葉にすることが、選ばれる要因となる
リクナビ、マイナビに代表される求人媒体では伝えきれない自社優位性(自社の魅力)を凝縮し、他社とは明らかに違うアプローチで伝えることができれば、求職者の興味・関心を惹きつけることも可能です。では、自社にはどのような魅力があるのでしょうか。自社の魅力を形にするためには、顕在化された魅力はもちろんのこと、自社の環境に慣れてしまっているが故に気づかない、潜在的な魅力を見つけ、言語化することが大切です。言葉として具体的に表現することができれば、それがデザインとなり、自社の「選ばれる要因」となっていくからです。企業・組織の魅力は、言葉にして伝えなければ、求職者に伝わることはありません。だからこそ、どんな些細なことであっても、言葉にして伝えること。これが「選ばれる要因づくり」となっていきます。
情報を要約して「直感的に伝える」採用案内パンフレット
読み込まなくても伝わるよう「情報をデザイン」する
新卒学生の就職活動は、厳選した数社へのエントリーだけでなく、興味を抱く業種・業界の企業に数多くエントリーし、情報収集を行うことから始まります。そんな新卒学生に対し、選考フローの初期段階で配布される採用案内パンフレットの役割は、「もっと知りたい」「もっと見たい」「深く聞いてみたい」などの興味を誘引し、関心を惹きつけることにあります。であれば、どのようなデザインであるべきでしょうか。大切なのは、数多くエントリーする求職者の状況を推測し、短時間でも伝えることのできるツールに仕上げることだと私たちは考えています。多くを伝えようとすればするほど、逆に伝わらなくなるもの。伝えるべき情報やメッセージはできるだけ要約し、紙面を斜め読みしても、直感的にある程度の情報が理解できるようデザインすることが、採用案内パンフレットが機能する、成功の秘訣だと行っても過言ではないのです。
情報だけでなく「情緒も伝える」採用案内パンフレット
言葉にできない「情緒をデザイン」する
その際、忘れてはならないのが「新卒学生は数多くの企業にエントリーする」ということです。選ぶ前に、選ばれなくては、新卒選考のスタートラインにも立つことができないのです。だからこそ、企業文化・風土、仕事の魅力、人の魅力など、自社の魅力となる「情緒」をいかにして具現化し、直感的に魅力を伝えていくかが重要です。情報を直感的に伝えるデザインと、情緒が直感的に伝わるデザイン。パドルデザインカンパニーは、その双方の表現を見つけ、磨き、際立たせることで、求職者に選ばれる採用案内パンフレットを企画・デザインしていきます。