役割を果たし、結果につなげる。機能する会社案内パンフレット
機能する会社案内パンフレットとは
営業機会の創出につながる会社案内パンフレット
会社案内パンフレットの主な役割は、「企業の信用を担保し、営業機会を創出するきっかけづくりを行うこと」だと私たちは考えています。会社案内パンフレットを活用したプレゼンテーションを行うことでお客様の期待を醸成し、後日の具体的な提案へとつなげていくきっかけづくりができること。それが機能する会社案内パンフレットです。 その際、大切なのは、自社が伝えたいことを一方的に伝えるのではなく、業界を俯瞰し、他社よりもどの点が優位であるのか、他社とどこが違うのか、など、市場ニーズに即した自社の強みを明確に打ち出すことにあります。いかなる業界においても、熾烈な競争が繰り広げられる現代において、他社との差別化は必要不可欠な取り組みのひとつであり、差別化の具体的なアプローチに活用できるのが会社案内パンフレットです。
「機能的価値」と「情緒的価値」の双方をデザインする
企業・商品・サービスの付加価値を高める会社案内パンフレット
付加価値の高い商品・サービスの価値観は、その商品に備えられた「機能的価値(その商品でできること)」と、その商品を使うことで得られる心理的価値「情緒的価値」の双方で成り立っていると言われています。なかでも情緒的価値は、その商品自体のブランドイメージや、提供する企業のブランドイメージが多大な影響を及ぼすため、一朝一夕には醸成できません。会社案内パンフレット作成時は、商品・サービスの価値観に多大な影響を及ぼすブランドをいかにして具現化するかを念頭に、機能的価値の訴求だけでなく、情緒的価値をデザインすることが肝要です。企業ブランディングのコアを握る会社案内パンフレットであるからこそ、企業・商品・サービスの付加価値を高めるコミュニケーションツールでなければならない。私たちは、そう考えています。
会社案内パンフレットの主な用途とその役割
用途に特化することで最大限まで機能を高めるパンフレット
パソコン・スマホの普及や、動画閲覧環境の充実などを背景に、会社案内パンフレットの役割は実に多様化しています。企業情報や事業案内・サービス内容、概要、沿革、強みの訴求など、会社案内パンフレットにあらゆる情報を盛り込み、余すことなく伝える取り組みが旧来まで行われていましたが、近年では「情報訴求はWebで」「要点や情緒訴求を会社案内パンフレットで」という傾向が高まっています。会社案内パンフレットは特に、ファーストコンタクト時のプレゼンテーションに用いることも多数あることから、情報をななめ読みしても伝わる、直感的なデザインが求められていると言えます。パンフレットには、「会社案内パンフレット」「コンセプトブック」「ブランドブック」「採用案内パンフレット」「営業案内パンフレット(サービスガイド)」「製品パンフレット」などがあり、用途や目的によりその役割は様々です。以下に用途や役割により、パンフレットに求める主な機能をご紹介していきます。
会社案内パンフレットの機能
新規取引を目的としたファーストコンタクトの際、企業の信用担保や事業理解を促す目的で企画構成を行います。掲載するコンテンツは会社概要/沿革など企業理解から信用を築くための情報や、事業・商品・サービスなどの営業品目に深い理解を得るための情報が主体となります。ですが、情報を伝えるだけの会社案内パンフレットでは、機能的だとはとても言えません。そこで、同時に伝えなくてはならないのが「他社との差別化」「自社優位性」です。単に企業案内・事業紹介をするのではなく、自社ならではなの強みや他社との違いを明確に伝えることではじめて、会社案内パンフレットとして機能すると言えるのです。
コンセプトブックの機能
事業案内や、商品やサービスの機能を伝えるだけでは伝えきれない、企業としての想いを具現化して伝えるのがコンセプトブックです。コンセプトが伝わることで企業・商品・サービスに付加価値が生まれ、市場優位性を築き、過度な競争を回避することができます。また、お客様だけでなく、従業員や事業関係者、さらにはその家族など、企業環境を取り巻くインナー関係者に想いを共有することで、会社への帰属意識を高めると共に、商品・サービスのクオリティ担保やクオリティ向上を図ります。
ブランドブックの機能
主に、インターナルブランディングに活用するパンフレットがブランドブックです。企業としての想いや、商品・サービスポリシー、さらにはブランドとしてあるべき姿など、目に見えづらい情緒的価値を具現化して伝えることで、会社への帰属意識向上から、商品・サービスのクオリティ担保やクオリティ向上を図ります。ブランドブックはコンセプトブックと近い機能を有しますが、コンセプトブックはお客様に向け発信するパンフレットであり、インナー向けに企画・構成を行なったパンフレットがブランドブックという位置付けになります。理念・方針の浸透やモチベーションアップにつながるブランドブックは、社員教育の一端を担うツールであることから、年度コンセプトに応じて、毎年、企画制作を行う企業も少なくありません。
採用案内パンフレットの機能
一般的に会社案内パンフレットは、新規取引に向け、企業の信用担保や事業・商品・サービスに対する理解の深化を目的として企画構成を行いますが、自社の魅力を求職者向けに発信する紙媒体が採用案内パンフレットです。採用案内パンフレットでは、企業の想いや、事業・商品・サービスの社会的意義に加え、具体的な仕事内容や仕事の流れ、企業文化、社風、先輩社員紹介、福利厚生やイベント、募集要項など、企業としての魅力や仕事のやりがいを伝えるためのコンテンツを中心に企画構成を行い、求職者から選ばれるための情報提供を行います。
営業案内パンフレット(サービスガイド)の機能
商品・サービスを詳細まで具体的に紹介することで自社優位性を打ち出し、契約締結へとつなげるための紙媒体が営業案内パンフレットです。口頭説明では理解の難解なシステム導入や、サービスの仕組みを詳細まで伝える媒体として適しており、多くの企業で活用されています。営業案内パンフレットは、会社案内パンフレットよりさらに商談に適したパンフレットであり、売上に直結する営業ツールであることから、企業は、営業案内パンフレットをいかに活用できるかが営業戦略の成否を左右する、と言っても過言ではありません。
製品/商品パンフレットの機能
製品/商品の機能性、デザイン性、概要など、製品/商品を詳細まで紹介することで購入へと導く紙媒体が製品/商品パンフレットです。製品/商品カタログが多数の製品/商品ラインナップを掲載し複数製品/商品を訴求するに対し、ひとつの製品/商品の魅力を掘り下げ、余すことなく訴求していきます。製品/商品パンフレット最大の魅力は、ひとつの製品/商品に特化して訴求することで、機能や概要の紹介だけでなく、製品/商品の世界観を醸成することが容易であり、ブランドとしての付加価値を生み出すことができる点にあります。